ミッキー(@micky19750930)です。
今回ご紹介するお店は、渋谷区にある「神泉 遠藤利三郎商店」さんです。
当ブログで遠藤利三郎商店シリーズを激推ししていますが、ここは大人の隠れ家的な場所。デートにぴったりなこのお店をレビューしていきますね♪
2017/03/30 初投稿
2018/01/22 料理写真追加(エスカルゴ・スイーツ・キャロットラペ・白ワイン)
外観・内観・ポイント
神泉 遠藤利三郎商店さんは京王井の頭線 神泉駅から歩いて5分ほどの場所にあります。この店の建物はワインアパートメントというワインラヴァーズ(Lovers)のための賃貸マンションで、1Fに遠藤利三郎商店があるのです。建物は写ってませんが、とてもスタイリッシュで素敵なところですよ♪
店内は1Fがカウンターと樽のテーブル席が2つほど。こじんまりとしてやや暗い照明でムーディーな雰囲気は大人のデートにぴったりな空間。カウンターの背面はこのようにワイン棚が。実にインパクトある風景は遠藤利三郎商店ならでは。ワイン好きでなくてもテンションが上がりますよね。
中2Fはロフトのようになっており、テーブル席があります。上から店内を見下ろすと違った気分が味わえるというもの。カウンターも良いけど、ロフト席も特別な感じがしてやっぱりデート向きかも。もちろんお友達や女子会などでも全く問題なし。
カウンター席はこんな感じ。2人の距離が縮むようなロケーションで実におしゃれ。これにグッとこない女性はきっといないと断言できます。
神泉 遠藤利三郎商店さんのポイント
ソムリエが常駐しており、一流のワインサーブ、サービスが受けられる。遠藤利三郎商店ならではのホスピタリティはここでも垣間見ることができます。。
神泉 遠藤利三郎商店さんは都内でも屈指の人気ワインバー。
過去のレビューでも説明していますが、日本のワイン界の重鎮でもある遠藤誠さんがオーナーのお店であり、ワインに関してはほぼなんでも揃ってると言っても良いぐらい。
しかも安く飲めるというワイン好きにはたまらないお店です。
ワインだけでなく、合わせる料理も本当に美味しい。専任のシェフが常駐しており、前菜から軽いおつまみ、メインディッシュ、パスタ、デザートと揃っていてフレンチ寄りのカテゴリとなっています。
軽く一杯飲みながら食事なんて使い方も素敵だし、ワインをガンガン飲んで楽しむのも乙なもの。
ワイン・料理・ホスピタリティの三拍子揃った満足度の高いワインバーと断言します。
ここ遠藤利三郎商店を知っておくと「おっ、こいつはいい店知ってるな!」って思われること間違いなし。
筆者が激しくおすすめしたい。
予約・混雑情報・喫煙の有無
電話での予約が可能ですが、受付が14時からとなっていることにご注意を。人気な故に出来れば2週間ぐらい前まで予約するのがベターと思います。ワインバーですので完全禁煙ですよ。
不定期で店休日もありますので、Facebookページで確認されることをおすすめいたします。
メニュー・料理のレビュー
食事のメニューとなります。
カメラの絞りを間違えてピントが合ってないですが・・・。
前菜やシャルキュトリ・軽くつまめるものやメイン、パスタ、デザートまでバリエーション豊富。
チーズは神楽坂のアルパージュさんから取り寄せており、チーズ好きには嬉しいラインナップですね。
ワインはグラス・ボトルが揃っております。
グラスワインは定期的にラインナップが変わるし、泡・白・赤で種類も豊富に揃っていてワインバーの強みがでています。
ボトルはかなりの種類がありますので、ワインリストを見てオーダーしても良いですが、個人的なおすすめは「ソムリエに聞く」これに尽きますね。
料理に合うワインが必ずでてきますよ♪
では、料理やワインをレビューしてまいりますよ。
泡・シャンパーニュ
▲ミッシェル・アルノー グランクリュ ヴェルズネイ ブリュット
最初の一杯に最適なシャンパーニュ。
グラスでも戴けるし、ボトルでもコスパの良いのが特徴です。華やかなアロマで、口当たりがクリーミー。青リンゴのような酸味も感じます。
最高の乾杯ができてしまいますよ!
白ワイン
▲アタ・ランギ クレイグホール シャルドネ 2011
シニアソムリエの齋藤さんにボトルチョイスいただいた、ニュージーランドのシャルドネで作られた白ワイン。
味わいは一言で言うと「トロピカル」。
しかし後味が潔くてとてもクリアなのに驚いた。
リッチでコクも感じるフルボディの印象に残る素晴らしい白ワインでした。
魚介のカルパッチョやシャルキュトリなどにとっても良く合いました。
押上の店舗にはないワインで楽しませていただきありがとうございます。
▲Bernhard Huber Weisser Burgunder
ドイツの白ワインで、ヴァイサーブルグンダー(ピノ・ブラン)というぶどう品種で作られております。
ふわっと果実味の香りがして、クリーミーながらも繊細さも感じ、フルーティーな味わい。
樽で熟成させているので、味が膨らんでいて、いろんなお料理に合いそうと思いました。
とても飲みやすい♪
赤ワイン
▲レザレー・ド・カントメルル2013
牛肉に合うグラスワインをチョイスいただいた。ボルドーの赤で2013年と若いながらも、メルローがブレンドされてるおかげで上品で優しさも垣間見えた。
フルボディでフルーティーさも感じる飲みやすいワインでした。
▲ロジェ サボン シャトーヌフデュパプ レ ゾリヴェ2013
こちらも牛肉に合わせてもらったローヌのグラスワイン。
5つ星の生産者で評判の高いロジェ サボンが手塩にかけて作ったものだそうで市場評価のなかなかのもの。
フルボディよりは軽いのでミディアムな位置づけかも。
甘美な中にスパイスも感じて肉にベストマッチな美味しいワインでした。
デザートワイン
▲ラブブロック マールボロ ノーブル シュナンブラン
スイーツとともに出して戴いたニュージーランドの貴腐ワイン。
これは本当に美味かった。
蜂蜜のような甘味の中にライムやリンゴなどの酸味が広がり、相乗効果で奥行きのある美味しさに驚きました。
ラブブロック、このワインを飲むと恋をブロックされるほど魅了されることは間違いないかも(言い過ぎ?笑)
ワインはここまでにしまして、続いてはお料理のレビューとなります。
アミューズ
最初にアミューズ(有料)が出てくるのですが、見た目といい味わいと虜になる人が多い逸品。定期的に変わるので筆者はいつも楽しみで仕方ありません。
▲アミューズ(2017/03訪問時のもの)
見た目がとても可愛らしいのがここ利三郎商店のアミューズの個性的特徴。
男女関係なしに心躍りますね♪
左はカレースパイスのオイルを垂らしたポタージュ風のスープ。
小ぶりながらもスパイスがさりげない主張で食欲をかきたてていきます。
右はカニのほぐし身がのった1口で戴けるオードブル。控えめな味わいが嬉しい一品。
オードブル系
手軽につまめるものや、少しお腹を満たすものまでバリエーション豊富なオードブルメニュー。どれもおすすめ♪
▲利三郎特製!オードブル盛り合わせ(写真は2人前:1500円)
メニューに迷ったらとりあえずこの盛り合わせをお勧めします♪
生ハム・白レバームース、リエット、鴨のスモーク、季節のピクルスなど少しずつですが種類豊富。
泡に合わせるもよし、リースリングなどのキリッと系の白ワインとも相性よし♪
いやがうえにもワインが進む最高の前菜です。
特に白レバームースは臭みが皆無でひたすらクリーミーで食べる人を虜にさせていく超人気アイテム。
単品でもありますが、お試しならこちらの盛り合わせでも楽しめるのでお得です。
▲築地目利き 武藤さんの鮮魚カルパッチョ(1400円)
季節ごとに変わるカルパッチョも秀逸。
2017年3月訪問時は鯛のカルパッチョでした。
ぷりぷりの豊かな白身は歯ごたえも良く、控えめのオリーブオイル系のソースが更に味を引き立てていました。
白ワインと是非♪
▲フランス産 ホワイトアスパラのバスク風
筆者訪問時の季節限定(春)の一品。ホワイトアスパラの歯ごたえが快感で旨みも強く、トマトベースのバスク風ソースはスパイスもさりげなく感じる上品な味わい。
アスパラの上にに乗っている白い物体は「ポーチドエッグ」。
卵を割ると黄身が素敵なソースに早変わりしますよ♪
▲バケット
素敵なソースを残すのは勿体ないってことでバケットを。
お皿のソースをすくって食べるとこれまた美味しいんですよね♪
▲キャロットラペ
フレンチ人参サラダと言えば一発で通じますね。
人参を酢漬けしてあり、料理の合間に食べても良いし、摘みながらワインを楽しむのもよし。
人参の食感も良いし、甘みと酸味のコラボは食べる手が止まらなくなりますね♪
メインディッシュ
遠藤利三郎商店に来たらメインディッシュも勿論食べておきたい。
調理に30分以上時間がかかるため、最初にオーダーしておくと良いかと思います。
▲アンガス牛ザブトンのロースト 骨髄とフォアグラのクルート 赤ワインソース
実に魅力的なお肉が出てきた!アンガス牛を骨髄とフォアグラの生地(衣)をつけてローストした凝ったお皿。
「ん?赤ワインソースはどこに?」と思う方いますよね?実は・・・
じゃーん!オブジェに見えた骨の中にソースが入っていて持ち上げるとドバーっとかかる演出になってました。
これは心踊る。
フォアグラや骨髄、赤ワインの濃厚な味わいが赤身たっぷりのザブトンととても良く合っています。
思ったよりしつこくなくて胃にもたれることもない上質なお肉。
スパイシーな赤ワインで更に味が引き立つと思います。
見事な逸品でございました。
デザート
食後はデザートで締めるのも良いですよね♪
▲いちごのチーズケーキ ミントのアイス添え
こってりした料理の後にチーズケーキって意外と合うんですよ♪
ミントのアイスとの相性も良くてさっぱり締めることができますね。
デザートワインと合わせたら言葉に出ないぐらいの満足度が得られます。
▲モンブランのミルフィーユ
冬季限定のメニューだそうで。
ミルフィーユはサクサクというよりは、ややカリッと仕上がっていて、クラッカーぽい感じも。
上品な和栗を使ったモンブランとムースは、甘いもの好きにはたまらない。
アイスと添えて食べても美味しいですよ。
予算・総評
予算:ワインによって予算が変動しますが、上記の食事とワインを2人で楽しんで1人11000円ぐらいです。
総評:何度か言ってますがデートには本当に最適の場所。もう言うべきことはほとんどなくて、一言だけ。
ワイン好きでも嫌いでもまずは行ってみて欲しい。レストランとしても満足度はかなり高いのでおススメです♪
地図・アクセス
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オーナー 遠藤誠さんのワイン書籍は読むべき良書
この本は筆者も購入し読みましたが、ワイン初心者~中級者 にはとても分かりやすくてワインが好きになる本です。うんちくを全然語っておらず、シンプルな言葉で教えて戴けますよ。美味しいワインを飲むだけでも楽しいけど、最低限の知識があると更に楽しみが広がります。僕と一緒に勉強しましょう!