今回ご紹介するお店は、京都にある「大極殿本舗 六角店 栖園(せいえん)」さんです。
130年以上続く京都の老舗ですが、実に個性的な和菓子が僕らを待っておりました。
伝統的な和菓子がメインですが、現代風にアレンジした店内限定の和スイーツも食べられるとあって京都では人気のお店となっております。
今回は店内限定スイーツと、持ち帰り用の伝統的和菓子の2つをレビューしたいと思います。
当記事はミッキー(@micky19750930)が執筆しております。
2016/09/30 初投稿
2018/04/12 見出し等整えリライト
2018/07/18 記事をリライト
大極殿本舗 六角店 栖園さんの外観・内観
大極殿本舗 六角店は地下鉄「烏丸御池駅」駅から歩いて6分ほどの六角通り沿いにあります。
外観が町家で実に京都らしいですね。
店内には和菓子がたくさん並んでいて見てるだけでも楽しい。
こちらのお店の名前で迷うことがあるかもしれないので説明いたします。
大極殿本舗 六角店というのがここの和菓子屋さんの正式名称で、栖園(せいえん)はこの和菓子店の中に併設されている甘味処のことです。
今回はどちらもご紹介致します。
今回は栖園(せいえん)も利用した際に離れのような席に案内されました。
この暖簾は離れの部屋の前にあったもの。
畳の座敷の部屋で楽しむこともできます。
大極殿本舗 六角店 栖園さんのポイント
大極殿本舗さんでは130年以上続く和菓子店なので、京都では比較的歴史があると言えます。
ポイントをまとめてみました。
若あゆをはじめとしたお手頃の和菓子が多い
こちらの和菓子はお手頃の商品が多く、一般庶民でもお気軽に購入できるのが良いと感じました。
普段使いもできるし、お持たせでも喜ばれると思うので使い勝手はかなり良いかと思います。
写真の若あゆは和菓子の世界では標準的なものの1つでなじみも深いかと。
最近は和菓子が高貴なものと勘違いされることも多いので、こういう庶民の和菓子も積極的に発信していきたいなと思いました。話がそれたので戻しますね。
伝統とモダンを兼ね備えている次世代和菓子店
伝統的な和菓子ばかりを扱ってるわけでなく、下記のように一見洋風に見える和スイーツもあり、チャレンジ精神が伺えます。
伝統に凝り固まらず、現代の趣向も取り入れる姿勢は本当に素晴らしいことだと思います。
次世代和菓子の店と言っても良いぐらいです。
栖園でしか食べられない和スイーツは見逃せない
併設されている栖園さんでしか食べられない和スイーツが見逃せません。
写真の琥珀流しは後に詳細レビューしてるので見てもらいたいですが、毎月味わいが変わるという斬新的な涼しげな一品でございます。
予約は不可、待たされることもあります
こちらのお店利用の際は予約ができないため、週末などは大変混雑し待たされることもあります。
余裕を持った訪問が良いか存じます。
栖園さんのメニュー・料理のレビュー
栖園さんのメニュー
栖園を利用した場合のメニューです。
いろんな甘味があり迷ってしまいますね。
かき氷は夏季限定のメニューで、トッピングや素材も豊富なのが良いですね!
では、栖園さんで食べた限定の一品をご紹介したいと思います。
琥珀流し
▲琥珀流し(660円)
ゆるく固めた寒天にシロップがかかっているのですが、このシロップがなんと毎月味わいが変わるとのこと。
今回は7月に訪問したのでペパーミントでした。
このペパーミントに限りソーダ水(写真右側)が付いてくるので、寒天にかけていただくスタイル。
ご参考までに、毎月のラインナップを。(2018/07現在、今後変更の可能性もありますのでご注意を。)
- 1月:白味噌の琥珀流し
- 2月:チョコあられの琥珀流し
- 3月:甘酒の琥珀流し
- 4月:桜蜜の琥珀流し
- 5月:抹茶蜜、抹茶小豆蜜の琥珀流し
- 6月:梅酒蜜の琥珀流し
- 7月:ペパーミントの琥珀流し ソーダ水添え
- 8月:冷やし飴の琥珀流し 生姜がのせられ和の風味
- 9月:葡萄の琥珀流し
- 10月:栗とあずきの琥珀流し
- 11月:柿の琥珀流し
- 12月:黒豆の琥珀流し
どれも想像しただけで嬉しくなってしまいますね。
このビジュアル見てもらうと明らかですが、実に涼しげで美しい。
最初はソーダ水を入れずにそのまま食べてみた。
寒天にはほんのり上品な甘さになっていて、ペパーミントのシロップが実に爽やか。
確かに美味しいのですがこれだけでは物足りないなあとも。
そこで付いてきたソーダ水をこの琥珀流しの中に入れると劇的に変化します。
ソーダ水にも糖分が入っており甘みが増して、シュワシュワな食感もプラスされる。
上品ながらもパンチが出てきて、ペパーミントがさらに引き立つ感じ。
いろんな味わいを感じて実に幸せを感じて和菓子で涼が取れるなんて贅沢ですね。
大極殿本舗さんの和菓子レビュー
大極殿本舗さんの和菓子も持ち帰ってみたのでご紹介したいと思います。
3種購入したましたが、それぞれバラ売りしているのが個人的には嬉しかった。
若あゆ
▲若あゆ(216円)
鮎を形取った和菓子。
外はカステラ生地で中はなんと・・・
ふわふわな求肥が餡代わりに入っている不思議なお菓子。
甘みが上品で皮の香りも上々。
お土産に持って行ったらビジュアルと味わいに喜ばれること間違いなし。
大極殿
▲大極殿(108円)
このお店の名前にもなっている焼き菓子。
中は白あんで外側はしっかりと焼き色がついています。
噛むと砂糖のようなざらつきが少しあり食感が面白い。
程よい甘さと皮の香ばしさのコントラストが楽しく、普段のおやつに出てきたら贅沢だろうなあ。
予算・総評
予算:栖園利用の場合は1人あたり1000円未満が予算。お土産は1個108円〜とかなりお手頃。
総評:甘味処の栖園の琥珀流しは実に斬新で見た目と味わいに心奪われました。
毎月味わいが変わるとのことで、これだけのために京都に住みたいなんて邪な考えも(笑)お土産も実にリーズナブルで美味しくいただけて、このお店のポテンシャルのすごさに驚くばかり。
伝統を受け継ぐだけでなく、若あゆや琥珀流しのように現代でも通用する革新的な和菓子は今後も残っていくでしょうし、さらなる進化も期待したい。
京都に来た時には必ず訪問したいお店となりました。
地図・アクセス
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