今回ご紹介するお店は、京都は紫野にある「かね井」さんです。
京都でお蕎麦とはなかなか珍しいと思った方、見識が高いですね。
京都では和食が沢山あるのでお蕎麦も沢山あるだろうと思ってると、意外と食べさせるお店が少ないし、ましてや、美味しいとなると更に絞られてしまいます。
かね井さんは、京都の中で一番と言っても良いほどの美味しいお蕎麦が戴けるとあって人気となっています。
お蕎麦だけでなくて、蕎麦前(お蕎麦を食べる前のお酒のお供・つまみ)も絶品なのでおススメしたい場所です。
過去にミシュラン1つ星を取ったお店であり本当に凄かったので最後までお読みいただくと嬉しいです!
当記事はミッキー(@micky19750930)が執筆しております。
2016/09/14 初投稿
2018/07/16 記事を大幅リライト
かね井さんの外観・内観
かね井さんは烏丸線 鞍馬口駅から歩いて10分ぐらいの場所にあります。
タクシーが便利ですが、この界隈の歴史ある街並みを目で楽しみながら散策するのも個人的にはオススメです。
店内は座敷が8席ぐらいでキャパは大きくありません。
民家を改造したような佇まいは心落ち着き、蕎麦を食べるには素晴らしい環境と思いました。
かね井さんのポイント
こちらのお店では、京都でも人気のお蕎麦の名店。
老舗と思いきや、1999年創業とのことなので意外と新しいことに驚きます。(京都は老舗が多いのである意味感覚が麻痺しているとも言えるのかも。)
蕎麦自体は注文を受けてから石臼を挽いて蕎麦粉を作るというこだわりよう。
蕎麦だけでなく、お酒のお供(おつまみ)もどれも美味しいものばかりで心躍ります。
酒飲みでなくても勿論楽しめます。
こちらのお店のポイントをまとめてみました。
予約が出来ないので開店前に並ぶしかない
先ほどの張り紙に書いてありますが、かね井さんは予約が全く出来ません。
しかも、人気ゆえに売切れることも多くてお目当てにありつきたければ、昼・夜の開店前に並ぶしかありません。
油断すると1回転目に入れないで待たされるばかりか、売切れの憂き目に遭うこと然りで、待ち時間なしで入れることは皆無なので、開店前に訪問するのが一番です。
平日は30分前、週末は1時間前に並ぶのがベターと思われます。(筆者は週末に30分前に並んで何とかありつけました。)
注文を受けてからすべて手作りなので待ちます
かね井さんは注文を受けてからすべてを手作り(蕎麦は臼で挽くところから)なので、早く食べたいと思う方には向いていないお店です。
提供スピードもゆっくり目であり、蕎麦前(そばを食べる前のお酒のお供・おつまみ)を食べながらお酒を飲んでゆったりするのが吉と思います。
ホスピタリティは最高
予約が出来ない、待たされるとネガティブな印象もありますが、かね井さんのホスピタリティは全てを払しょくするほどに素晴らしいものでした。
かね井さんはゆったりとお蕎麦を楽しむための空間なんだということがお分かり戴けると嬉しいです。
メニュー・料理のレビュー
メニュー
石臼から引いて作る十割そばを始め魅力的な和メニューが目白押し。
お酒は日本酒もあるのでそばを食べる前に一杯飲むなんてのももちろんOK。
価格も思ったほど高くないのも◎
では、早速いただいたものをレビューして参ります。
山葵(わさび)のしょうゆ漬け
▲山葵のしょうゆ漬け
まずはお通しとして出てきたもの。
醤油に漬けてあるので思ったほどツンとせず、じんわりと山葵の風味を楽しめる。
日本酒にとても相性が良かったです。
鷹勇 なかだれ
▲鷹勇 なかだれ
鳥取県の日本酒をチョイス。
ふわっと旨さとキリリとした味わいが共有し、日本酒が得意でない筆者でもとても飲みやすく楽しめた。
揚げ蕎麦
▲揚げ蕎麦
こちらもお通し。
蕎麦がパリッと香ばしくそのままでも美味しいが、添えてある塩をつけて食べると甘みが広がり激ウマでした。(この塩は後での楽しみでとっておきましょう。)
蕎麦豆腐
▲蕎麦豆腐
アテの1品で気になって選んでみた。
しっかりと固めてあるものの、噛むと口の中でほろっと解けて蕎麦のうまみが広がる。
かかっている醤油だれと山葵が全体を引き締めていた。
この量を1人で食べたのだけど、結構なボリューム感ですが満足度はかなり高い。
板わさ
▲板わさ
お蕎麦屋さんで定番の蕎麦前である。
これだけで食べても悪くはないけどちょっと物足りないですが、続きがあります。
どーん!と本わさびも付いてきます。
長次郎作のわさびおろしでお好みに下して戴きます。
下した直後は鮮烈な香りがふわっと広がります。
辛さが一気に駆け抜けますが後味はとても甘い。
わさびも上等なものだとわかり、これだけで日本酒が3合ぐらい飲めそうに思えてしまった(笑)
こうして日本酒と蕎麦前で楽しんで後は、いよいよ蕎麦を手繰って締めましょう!
ざるそば
▲ざるそば
丁度良いタイミングを見計らってお蕎麦が登場したので、恐らくスタッフさんは僕らの食べてる状況を把握されてるのかと感心してしまいました。
見るからにうまそうなオーラを放っているざるそば。
まずは何もつけずに食べてみると、蕎麦の香りに驚く。
夏場の蕎麦なのになんて香り高いんだと!
そして、先ほどの揚げ蕎麦と一緒に付いてた塩(おそらく天然塩と思われる)を少しつけて食べると味わい格別!
蕎麦を塩で食べるのは余程のクオリティでないとできないものですが、かね井さんの蕎麦は十分に食べられる素晴らしいものでした。
かえしは濃いめだけどスッキリと仕上がっているのは京都らしいからか?
上品なかえしと蕎麦の相性もなかなか良かったですが、塩で食べるインパクトがすごすぎて少し肩透かしだったようにも。
十分に美味しいのですが。
薬味がありましたが結局はほとんど使っていない。
それだけ蕎麦の出来が良かったってこと。
蕎麦湯
お蕎麦を楽しんだあとは、勿論、蕎麦湯で締めたいところ!
残ったかえしに蕎麦湯を注ぐとドロドロとスムージーのよう。
これぞ本当の蕎麦湯である。
蕎麦の風味が濃くてまるでデザートのような錯覚に。
最後まで蕎麦を楽しむことができて本当に幸せでした。
予算・総評
予算:1人でこのぐらい食べて約3000円でした。
総評:蕎麦があまり美味しい場所ではない京都にあったせいもありますが、旨さが非常に際立っておりました。
蕎麦好きにも満足出来るクオリティですし、雰囲気でも普段の数倍美味しく感じるのでは?と思いました。
人気店ゆえに混むのが難点ですが、並んでも食べたいお蕎麦がここにはあります。季節ごとに訪れて蕎麦の違いを感じてみたい。
地図・アクセス
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