今回ご紹介するお店は、渋谷にある会員制すき焼き専門店「むじなや」さんです。Makuake(マクアケ)のクラウドファンディングで立ち上げたお店。むじなやに出資した方のみが会員となり、会員の同伴でしか入ることができません。ジビエの穴熊(むじな)は果たしてどんな味なのか?貴重な場所にご招待頂いたのでレビュー致します。
ご注意
こちらのお店は2017年7月を以て閉店しております。これ以降は過去ログとしてご覧ください。
外観・内観・ポイント
むじなやさんはJR渋谷駅から歩いて10分ほどの場所にあります。会員制なので場所は非公開。和テイストな佇まいが味わいあって良いですね。
席は1F・2Fとあり、今回は2Fの座敷を貸し切っていただきました。
冒頭にも述べましたが、むじなやさんは会員制のお店で、会員の同伴でしか入ることができません。現在は会員の募集はしていないので会員でない方は誰かに連れてってもらうしか方法がありません。
こちらはコース料理のみの提供でこれからレビューしますが、数種の希少なジビエが味わえるのはなんとも嬉しかった。
ジビエと聞くと臭みを連想しがちですが、ここの穴熊は臭みはなく純粋に風味を楽しむことができました。
現在は6000円で楽しめますが、2年目に突入すると7500円になることもお伝え致します。
メニュー・料理のレビュー
こちらはコース料理となっており完全にお任せです。飲み物はこのように飲み放題なので、6000円は極めて明瞭会計かと。宴会(2F)だと3時間飲み放題となるようです。
では、コースをご案内致します。
まずは乾杯♪
◎鹿ロースのたたき
いきなりジビエが出てきた!
鹿肉はなんとバターを混ぜて叩かれているので、臭みが全くなくバターの風味がとてもよく合っています。肉質も思ったより硬くなくて心地よい食感です。
そのまま食べてもOKですが、ごま油か醤油をつけて食べても味が引き立ちます。
◎イノシシ肉の味噌煮こみ
持ってきてもらった時に味噌の甘い香りに惹かれた。
よく煮込まれているにもかかわらず、イノシシ肉は柔らかくとろける食感。脂身も甘くて肉の旨さも申し分なし。
イノシシ肉の煮込みにはご飯がとても合う!ご飯も同時に持ってきてもらえるので一緒に食べましょう♪
◎漬物
メインの鍋の前に箸休め♪ここで一旦舌をリセットしましょ♪
◎穴熊肉のすき焼き
そしていよいよメインの登場。
今回ちょっと残念だったのは、お肉はすでに調理された状態できていたこと。通常は目の前で生肉から作ってもらうようなのでその過程が見たかったなと。味に変わりはないので些細なことですが。
鍋に火を入れて野菜がしんなりしてきたら食べ頃。
すき焼きなのでお好みで卵を溶いて付けて食べます。
鍋のスープは砂糖を強めに効かせた甘めのベース。
このスープが穴熊肉の旨さを引き立てていました。
鹿肉、イノシシ肉と続きましたが、穴熊が一番野性味を感じることができます。お肉はやや固めですが周りについている脂身がとても上品に甘い。臭みがなくて純粋な旨みだけを楽しめる素晴らしいすき焼きでした。
市場にほとんど出回らない穴熊肉なので1人あたりの量もやや少なめ。しかしインパクトは絶大でした!
〆はすき焼きの出汁を使ったお蕎麦。カラスミが載っていて実に贅沢。ほっと一息ついてジビエたちを振り返るのでした。
コースという割には4品しか出てこないのでややボリューム感には欠けますが総じて満足できました!
予算・総評
予算:飲み放題込みで6000円。
総評:6000円で貴重なジビエが食べられるとあっては極めてリーズナブルかと。品数がやや少ないですが、満足度は高いと思います。しかも飲み放題ですし。
次回も誘われることがあれば是非行きたいと思いました。
おまけ
今回は特別に、幹事の方から青森県からこんな食材を持ち込んでくれました。(事前にむじなやさんに調整された様です。)
大間のマグロ。叩きも刺身も脂が載っていて実にうまい!
ホタテも旬でしたので実に贅沢に戴きました。
やや少ない品数なコースをこちらの美味しい魚介で補ってくれた♪