麻布十番でコスパ良しミシュラン掲載の日本料理店＠りゅうの介

2016.01.01 / 最終更新日：2019.02.11

今回ご紹介するお店は、麻布十番にある和食料理店「りゅうの介」さんです。ミシュラン・ビブグルマン部門で2015・2016年と2年連続で掲載されたお店です。コスパ良くお手軽に和食が楽しめると著名人も一目置いていると聞いて確かめたくなり、訪問して参りました。

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外観・内観・ポイント

りゅうの介さんは都営地下鉄「麻布十番駅」から歩いて1分ほどの場所にあります。周りは住宅街でひっそりとしています。

店内は和食料理店らしく木造を基調にした落ち着いた雰囲気。しっぽりとデートで使うのにも良さそうです。

りゅうの介さんの特徴としては冒頭にも挙げましたが、ハードルが高いと思われがちな日本料理がお手軽にコスパ良く食べられるということです。こういう敷居の低いお店が増えることで、日本料理がよりいろんな方々に受け入れられるのではと思い、個人的には嬉しい。

人気店ゆえに予約してからの訪問が吉です。時間帯が遅ければその日の予約でも良さそうです。

メニュー・料理のレビュー

★メニューはクリックして拡大
りゅうの介さんの料理はコースとアラカルトの2つに分かれます。コースは5500円〜で予算に応じて料理が変わるとのことです。アラカルトは季節に応じてメニューが変わります。上記写真は飲み物でややお値段は高めかなと。
今回は5500円のコース料理をご紹介していきます。

◎季節のコース料理（5500円）

◎ズワイ蟹と湯葉の辛子餡
前菜としてこちらがでてきました。見た目も整っていて食欲をそそる色合いですね。ズワイ蟹と湯葉の甘さと辛子餡の組み合わせのが実に良いですね。前菜としては上々のスタート。

◎お造り（石鯛とカマスの炙り）
量は少なめですがお造りもでてきました。石鯛、カマスともに秋の魚で季節物が味わえるのは実に嬉しいですね。（10月に訪問しています。）

◎フォアグラの茶碗蒸し
フォアグラを茶碗蒸しにするという実に贅沢な一品。フォアグラの豊かな味わいの上に、フカヒレを使った餡がかかっていてさらに旨味が広がる。香り、味わい、食感が全て快感でした。これが今回のコースの中で一番美味しかった。
後に知ったのですが、この茶碗蒸しがりゅうの介さんのイチオシとのことで納得。

◎焼き物（ぶりの幽庵、ぶりの竜田揚げ、ムール貝の生のり仕立て、渋皮栗、銀杏）
季節物の食材が焼き物としてたくさん並ぶ。
ぶりは幽庵仕立てと竜田揚げという2種が出てきていますが、食べ比べという心憎い演出。この時期のぶりはまだ脂の乗りが足りないせいか、どっちも無難な味わいに落ち着いていました。冬になれば幽庵仕立てが映える気がしました。
ムール貝と海苔の組み合わせは海の香りを強調させて面白いし、栗・銀杏は秋の味覚で食べると顔がほっこりとしてしまいますね。

◎揚げ物（里芋とマコモダケの菊花餡添え）
揚げ物も季節物でヘルシーな食材が登場。
くどくなりがちな揚げ物も菊花餡のおかげでさっぱりと戴けました。

◎お食事
最後にご飯と味噌汁とトロロで締めます。

下北半島で採れるという「あらめ昆布」を使ったトロロです。昆布の風味が普通のものと比べて強めで、性格の強い山芋と合っていました。

本来はこの後デザートが出て終わりなのですが、自分たちは追加注文もしました。

◎和栗の釜炊御飯（2400円）
アラカルトで追加注文。出来上がりまでに50分ほどかかりますので、最初に注文すると丁度良いタイミングで出てきます。こちらのご飯もりゅうの介名物だそうで。１つの鍋で2〜3人前だそうです。今回は6人で分けましたが、締め後の追加なので丁度良かったかな。

栗を混ぜると部屋全体に秋の香りが広がり、皆大興奮♪ご飯の炊き具合も絶妙で、ほんのり塩を効かせて和栗の甘みを引き立てていました。秋を大満喫したご飯でした。

◎シャインマスカットのスープ仕立て
最後のデザートまでありました。マスカットは甘みと酸味のバランスが良くて美味しかったですよ！

予算・総評

予算：5500円のコースを選択した時は飲み物を入れて8000円程度か。
総評：ミシュラン掲載店の名に恥じないコスパの良い日本料理が食べられるのは嬉しかったですね。一番安いコースでしたが満足度は高いです。5500円のコースの場合、食材はごく普通かと思うので予算をUPした時にどうか？を見極めたいなと個人的には思います。