長命寺桜もち(向島)創業300年以上の桜餅が美味しい向島三大和菓子

長命寺桜もち

本日ご紹介するお店は、向島の桜餅専門店である「長命寺桜もち」さんです。

向島は百人一首の1句にあるほど歴史のある街並み。

そんな中で和菓子でも歴史や伝統を受け継いだお店があるってご存知でしょうか?

創業してから300年以上の伝統を誇る桜餅が食べられると聞いたら食べたくなりませんか?

ってことで皆様にご紹介したい。

 

当記事はミッキー(@micky19750930)が執筆しております。

2015/10/19 初投稿
2019/01/01 記事構成変更しリライト

長命寺桜もち 外観・内観

長命寺さくらもち

外観

長命寺桜もちさんは、東武線向島駅あるいは押上駅から歩いて15分以上の隅田川沿いにあります。

 

長命寺桜もち

店内

店内はこんな感じ。

 

長命寺桜もち

イートインスペース

イートインスペースもあり、できたての桜もちを食べることができます。

 

長命寺桜もち ポイント

桜もちの由来は、当店の創業者山本新六が享保二年(一七一七年、大岡越前守忠相が町奉行になった年)に土手の桜の葉を樽の中に塩漬けにして試みに桜もちというものを考案し、向島の名跡・長命寺の門前にて売り始めました。
長命寺桜もちWEBサイトより引用

こちらのお店は創業が1717年とありますから、この記事を書いてる時点で300年を超えているという。

和菓子店が100年以上続くケースは本当に稀で驚きしかない。

ちなみに、このお店の近くにお寺がありますが「長命寺」ではなく「弘福寺」です。

創業時に売っていた場所から店名を決めたようです。

こちらのお店の桜餅は「桜もち」と銘打ってるのが特徴。

桜もちは創業当時から作り方を変えていないそうで、歴史と伝統を受け継いできているとあっては食べる時も身の引き締まる思い。

絹のようなきれいな皮に包まっていて実に上品な味わいでした。

300年お店が続いた理由は「桜もち」を1口食べて伝わってきます。

大変個性的でおすすめです!

 

予約・混雑状況など

桜もちは電話で取り置きすることが可能です。

店内で食べる際の予約は出来ませんのでご注意を。

お花見の季節(3月~4月)は特に混み合いますので、事前に予約したり早めに訪問するなどしないと、桜もちにありつけない可能性もあります。

 

桜もちのレビュー

ここ「長命寺桜もち」さんは名称通り、桜もちしかありません。

店内では下記でもご紹介しておりますが1個300円(お茶付)で召し上がることが出来ます。

持ち帰りは以下の通り(価格は2019年1月現在。)

  • 1個単位(バラ)は1つ200円
  • 箱詰は6個入り(1350円)から購入可能
  • 篭(かご)詰は10個入り(2500円)から購入可能

 

桜もち(召し上がりで1つ300円)

長命寺桜もち

桜もち(3つ)

店内で食べるともれなくお茶がついてきます。

持ってきてもらった瞬間に桜のふわーっとした香りが漂い素敵な気持ちになります。

桜もちの葉っぱはオオジマザクラという桜の葉を塩漬けにしたものだそうで西伊豆の松崎産。

生の葉ではこんな香りはしないので塩漬けした過程で化学変化を起こして香るのだと感じました。

美味しいものは味が良いだけではなく、香りも美味しい要因の1つになりえます。

 

長命寺桜もち

中は綺麗な白い桜もち

葉をむくとこんな感じ。

触感は絹のように滑らかで薄いながらもモチモチした食感で、見た目もとても美しい。

外側の皮は餅かと思っていたら違っており、確認したところによると、小麦を水で溶いて薄く延ばしたものでした。

食感が本当に餅そのものだったので本当にびっくり。

口中でサラッと流れる上品さです。

 

長命寺桜もち

断面図

断面図。

北海道産小豆を使った上質なあんこを使用。

口当たりはとても軽くて上品な甘さで、これなら何個でも食べられてしまいます。

桜の葉の香りと塩っけがほんのり餅に移って春を感じさせる味わいが素敵でした。

 

予算

店内で食べるときは1個300円(お茶付き)。

持ち帰りは1個250円から。

総評

個性的な桜餅なので、和菓子好きには是非試してもらいたいです。

日持ちはしませんが、近場のおもたせには使えると思います。

向島三大和菓子の1つ、とくとお試しあれ!

 

地図・アクセス

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