今回ご紹介するお店は木場にある「居酒屋うさぎ」さんです。
木場や門前仲町界隈はいろんな居酒屋が多くひしめいており、魅力的な場所も多く飲んべえにとってどこに入ろうか迷ってしまうという贅沢な悩みがあったりするでしょうか。
安くて美味しい居酒屋も良いし、ちょっとこじゃれたお店も捨てがたいがやっぱり「美味しい」は外せないですよね。
いろんな美味しいお店がある木場で、本当に美味しくて雷に打たれる思いをした居酒屋がありましたので皆様にご紹介したい。
ちなみにですが、このお店は2019/02/11に吉田類の酒場放浪記というTVに出る予定となっています。
当記事はミッキー(@micky19750930)が執筆しております。
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2019/02/09 初投稿
居酒屋うさぎは木場にあります
- うさぎの行き方
- 予約・混雑状況
- 予算
- 地図
居酒屋うさぎさんは、地下鉄木場駅から歩いて8分ほどの場所にあります。
路地裏にある店なので地図を見ながら訪問した方が良いかもしれません。
この界隈はいろんな美味しそうなお店があり食べるのが好きな人にはたまらない場所。
当サイトで記事にしているインド料理の名店カマルプールもこの近くにありますので気になる方は記事をご覧ください。
こちらのお店は予約可能となっております。
予約は電話あるいは直接お店にお越しになれば受け付けてくれます。
予約の際に料理の相談にも応じてくれるので、ご要望があれば申し出ましょう。
食材が時価に近いのでおおよその目安ですが、
- 日本酒を1人1合ぐらい飲む
- 鍋物や刺身盛り合わせ、アラカルトを2品ほどオーダー
と今回レビュー内容のボリュームですと1人1万円程度。
レビューを見てもらうと分かりますが、素材にこだわりがあるのでやや高価になり居酒屋というよりは料亭に近いカテゴリなのかもしれません。
うさぎさんはこじんまりとしたお店
こちらのお店はカウンターと小上がりのテーブル席(最大6人)1つとこじんまりとした造りとなっています。
店内は和の趣で居酒屋に見えるものの趣味や趣向に驚いた。
店主はどうやら前田慶次や直江兼続がお好きなようで(?)随所に戦国もののグッズなどが置いてあったりバックミュージックにクイーンなどのロックがかかっていて和洋折衷なロケーションでした。
と、一体どんな店?と思うかもしれませんがゆったりと料理を楽しむことができる本格的なお店でしたのでご安心を。
うさぎさんは素材にこだわった料亭顔負けの仕事ぶり
- 卯年の店主
- 料亭顔負けの本格料理
うさぎさんは木場で20年以上続いている居酒屋というよりは料亭に近いお店であります。
店主1人で切り盛りするお店で卯年であることからお店の名前になっているとか。
若い店主ですが後述するように本当に真面目で本格的な仕事ぶりで好感が持てました。
店主は飲食界で下積み時代があったようで、料理に対する姿勢が半端ありませんでした。
お話聞いてもそう感じましたし、出てくる料理を見ても素晴らしいと感じました。
- 素材は全て天然物で本物しか使わない
- 素材を生かした調理法
- 原価率が高い本格素材を惜しみなく出す
- 料理に合わせるお酒もこだわり抜いている
- 料理の仕事も素晴らしい
居酒屋と看板に書いてありましたがもはや居酒屋でなく料亭といっても良いほど。
料理は魚介類や肉や野菜とバリエーションは豊富でしかも美味しいという、ひのうちどころがなく素晴らしいのです。
うさぎさんのメニュー
絶品料理のレビュー
では、いよいよ料理をレビューしていきたいと思います。
- ビールで乾杯!
- 寫樂(しゃらく)
まずはビールで乾杯!
グラスもキンキンに冷えていてとても美味しい生ビール!
日本酒は寫樂(しゃらく)をチョイス。
飲みやすくて上品な味わいは何杯でも飲めてしまう危ないアイテム。
この他にも鳳凰美田等で楽しみました。
お猪口はテーブルにいくつか置いてあり自分の好きな物を選ぶという心遣いは嬉しかった。
自分にあったお猪口で飲むと格別ですよね♪
先付け
先付けでどうぞと出てきたのは、蕪とだし巻き卵の炊き合わせ。
蕪は甘みと苦味のバランスが秀逸で上質なかつおダシで炊いてあり上品な味わいでした。
先付けが美味しくこれから出てくる料理への期待が高まる。
刺身の盛り合わせ
事前に予約しておいた刺身の盛り合わせ、これで4人前とかなんというボリューム!
刺身の内容は都度変わるようですが、今回は
- 氷見寒ブリ
- 子持ち昆布
- 関サバ
- 関イサキ
- 生鯨赤身
- 本鮪赤身
- 時金目鯛
- 平目羅臼昆布じめ
- 無添加生うに
と大変に豪勢であった。
素材は店主が自分で仕入れてくるらしくどれも極上のクオリティ。
雲丹は何もつけなくても甘くて口の中でとろけて鮨屋の雲丹より美味いかもしれない。
平目も丁寧に昆布じめしていたし、鯨という高価な素材もあったりと刺身でたっぷり楽しめるとは嬉しい不意打ちでした。
日本酒ともよく合いますし。
原価率が高い素材ばかりと店主がおっしゃっていたが食べていて納得してしまった。
鴨しゃぶ
- 鴨肉のビジュアルに圧巻!
- かつおダシとネギ
- 芹もたっぷり食べる
今回のメインである鴨しゃぶの登場。
最初に鍋がセッティングされ、鴨肉が出てきた瞬間同席してた友人たち含めあまりのビジュアルに歓喜の声が上がる。
4人でこれだけの肉の量が出てきてびっくりする。
艶々の美味しそうな鴨肉が僕たちのテンションをさらに上げていった。
しゃぶしゃぶなのでお肉が薄く切られるのかと思いきや分厚い。
肉好きにはたまらないフォトジェニックな鴨肉。
しゃぶしゃぶする鍋の中にはネギがたっぷり入っている。
出汁だけ味わったら丁寧に取ったカツオをベースにしたもので、料理に真摯に向かい合ってる店主に畏敬の念しかなかった。
出汁に美味そうな鴨肉を15秒ほど湯がいていくと完成!
分厚い鴨肉は臭みは全くなく噛むごとに肉の旨味と出汁がジュワッとほとばしり口の中が幸福になっていく。
こんなに食べ応えのある鴨しゃぶは筆者は初めてで雷に打たれた思いがしました。
これは本当に美味しい。
合間にネギを食べると鴨の旨味もたっぷり吸って贅沢な付け合わせとなる。
鴨とネギの旨味が染み込んだ出汁に芹を入れて食べると最高のつまみとなる。
芹の苦味も加わり五味が堪能できて本当に素晴らしい鴨鍋に一同黙々と食べ進んでしまった。
しかし、肉の量は4人前以上あったようでこれだけでかなりお腹いっぱいに。
鴨しゃぶの締めはお蕎麦を
鴨しゃぶとネギ、芹などを楽しんだ後はお蕎麦で締める。
お蕎麦は二八蕎麦で、適度な腰と蕎麦の旨味が楽しめるようにと選んでいるらしい。
極上の出汁を吸い込んでめちゃくちゃに美味しいお蕎麦となっていた。
お腹いっぱいでもさらに食べ進んでしまう素晴らしい締めでありました。
一品料理たち
順番が前後しましたが、アラカルトの一品料理も楽しんでみました。
- 若竹の揚げ物
- 大粒牡蠣のアオサ炊き
日替わりメニューでこの時の旬であった若竹を使った揚げ物が出てきた。
サクッと揚がっており、シャキシャキとした食感は春の息吹を感じさせる味わい。
お塩につけて食べると甘みも増して思わず顔がほころんでしまう。
大粒牡蠣と下仁田ネギのアオサ炊き。
身がぷりぷりとした牡蠣とたっぷりの下仁田ネギをアオサの入った出汁で炊き上げている。
アオサの磯の香りがふんわりと漂い食欲をそそり、大きい牡蠣に旨味が染み込みクリーミーな牡蠣と相まって上品で贅沢な気分に。
下仁田ネギが甘さを与えて食感のアクセントにも。
この組み合わせを考えるとは店主の非凡さや努力を感じざるを得ない。
ただの牡蠣の旨味を昇華させる最高の一品でございました。
締めのデザート
最後に締めのデザートが出てきて今までを振り返ります。
柿を衣につけて揚げたもの。
外はパリッと中はしっとりとしたコントラストも素敵だし、甘すぎず上品に食べられる温かいスイーツといったところか。
最後にお茶が出てきて一緒に食べて大満足な宴だったと皆で振り返るのでした。
木場に来たらうさぎで美味しい宴を!
以上が居酒屋うさぎさんのレビューでした。
ただの居酒屋と侮ると本当に返り討ちにあうほどのびっくりクオリティで料亭かと思えるほどなのでおすすめです!
季節ごとに訪問し美味しい日本酒や焼酎と、魚介類や肉料理、野菜でたっぷりと楽しんでみてください♪
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