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庶民のおやつとして普段から親しまれてきているたい焼きは好きな方も多いかと思います。
店先で焼いてくれて、熱々を頬張ると中からたっぷりあんこが出てきて甘さに満たされて美味しいですよね!
普段食べているたい焼きがどんな風に作られているか興味ありませんか?
また、たい焼きの美味しい秘密を知りたくないですか?
となれば、たい焼き焼くのをお店で見たり体験したいなあって発想になるのですけど、なかなか体験できる店は見つからない。
ましてや家で環境を作るとなれば色々大変じゃないですか・・・。
でもご安心を!
実は、たい焼きを作る体験ができるお店が浅草にありました!
どこで体験できるかというと、浅草にある「たい焼 写楽」さん!
写楽さんでたい焼きを作る体験をすることが出来るのです!
このように美味しそうなたい焼きをいっぱい焼くことができます!
今回の記事は、たい焼 写楽さんで主催している一丁焼きを体験したレポートをお送り致します!
当記事はミッキー(@micky19750930)が執筆しております。
たい焼 写楽さんとは
たい焼 写楽(以下 写楽と表記します)さんは浅草で13年ほど営業しているたい焼き屋さん。
お店の場所は浅草寺の裏あたりに位置しているので「観音裏」と呼ばれております。
写楽さんのたい焼きについては、当サイトでもレビューしているのでよければ後ほどご覧いただければ。
関連記事:たい焼 写楽(浅草)天然物・一丁焼きのあんこが最高に美味く観音裏の名店!
たい焼 写楽さんの一丁焼き体験の概要
写楽さんのたい焼き一丁焼き体験の概要についてまとめました。
- お店で実際にたい焼きを作ることができる
- 生地(粉)やあんこについて教えてくれる
- 一丁焼きという難しい手法での焼き体験ができる
- あたかもお客さんから注文を受けたかのような流れで実践できる
と、他のいろんな職業の体験と比べると実践に近い濃密なプログラムとなっているのが特徴です。
一丁焼き体験の対象者としては
- たい焼きが好きな方
- たい焼きを事業としてやりたい方
- 浅草が好きな方
となっています。
体験というと、たい焼きは数枚焼くだけかと思われがちですが、結構な枚数を焼くことになるので、ある種修行である。
筆者は1人だったこともありますが、20枚近くも焼きました。
最初から最後まで、店主の吉野喜一郎さんが手取り足取り優しく教えてくれます。
温和で明るくチャキチャキの江戸っ子(浅草育ち)でいろんなお話もしてくれますから、楽しい体験になること間違い無いです!
一丁焼き体験の流れ!
では、今回体験した一丁焼き体験を流して説明してみたいと思います。
一通り体験するとだいたい3時間ぐらいかかります。
基本はずっと立ちっぱなしですし、体力はそれなりに使うと思った方が良いかと。
所定時刻にお店に集合
一丁焼き体験は写楽さんのお店で行われます(基本は営業時間外に)。
当日の流れや注意事項の説明などを受ける
店主の吉田さんから当日の流れや注意事項などの説明を受けました。
体験やこの記事をみるとわかりますが、火傷などの危険なこともありますから、写真のような軍手や前掛けをつけて体験することになります。
道具は全て貸し出し頂けます。
生地を作るところを見学&体験
最初にたい焼きで重要な生地を作ることを体験しました。
粉と水+α(αは実際に体験した時に聞いてください)とシンプルな材料。
水分量とかは教えてくれますので、あとは混ぜるだけ。
結構な量の粉を混ぜるのは結構力仕事で混ぜるとだんだん粘りが出てきて完成!
あんこの説明がありました
たい焼きに入れるあんこについてレクチャーいただけます。
流石に実際に作るのは時間がかかるので、完成品が目の前に。
あんこの炊き方などは聞けばさらっと教えてもらえました。
あんこに使ってる小豆は北海道産の特選品。
写楽さんでは良い小豆が見つかったら、一回に何百キロもまとめて購入するそうです。
これが美味しさの秘密の1つなんですね。
いよいよ一丁焼きの実践に
材料のレクチャーを一通り受けたあとは、いよいよ一丁焼きの体験となります。
焼き場は店先にあるので、目の前にお客様もいっぱい通るのでなかなかに緊張する。
昨日新式のたい焼き器で試し焼きをしました。ガーン!!(–;)きれいなたい焼きが簡単にできるのですが、今までの味が出ないのです。、…とりあえず今までのたい焼き器に戻します。さすがのたい焼き器に敬意を表し写真をのせます。 pic.twitter.com/2ph51tOyRU
— 上田市 清野たいやき店 (@taiyakiten) 2013年10月21日
ちなみに一丁焼きとは上記のように何匹もまとめて焼くような機械を使わずに、「焼きごて」という1匹ずつ焼く機器を使って焼いていきます。
手で持つとわかりますが、焼きごて1つ2kg以上あるのでかなり重たい。
焼きごてを回転させたりするものですからかなりの重労働に。
これらも含めて体験できるのも特徴ですね。
最初は店主の吉野さんが手本を見せてくれます。
店主の手さばきは、実に鮮やかでまさに職人芸!
目で見て技法をぜひ盗んでください。
- 焼きごてを温める
- 焼きごての温度を肌で感じ取り判断する
- 焼きごてが適温になったら生地を流し込む
- 生地の上にあんこを乗せる
- あんこの上に生地をかける
- 焼いていく
たい焼きを焼いていくにはこのような工程が必要ですが、一つずつ丁寧に説明してもらえますのでご安心を。
焼きごての温度を肌で感じる(ちょっと危険!)
体験の中で一番怖かったというかとても参考になったことが、焼きごての温度を肌で感じること。
写真のように焼きごてを開いて自分の両頰に近づけて、頰で温度を判断するのです。
出来るだけ熱く熱する必要がある。
頰に触れないギリギリまで近づける必要があり、最初はとても怖かった。
万が一触れたりしたら火傷ですからね。
でも、何度かやると慣れてきますし火傷することはありませんでしたし、温度も的確に判断できるようになりました。
こんな体験、他ではなかなかできないですよ!
生地・あんこを入れて焼いていく
焼きごての温度が適温になったらいよいよ焼いていきます!
最初に先ほど作った生地を適量型に流していきます。
一見簡単なようでも、満遍なく型に敷き詰める必要があるので熟練の技もいるかも。
生地を敷き詰めたら、上にあんこを乗せていきます。
あんこを乗せるにもコツがありまして、なかなかに難しい。
何度もあんこをこねたりして、体で覚えていくしかない!
ちなみにあんこは80g程度とたっぷり乗せるのが写楽さんのたい焼きの特徴です。
あんこを乗せた後はあんこの上に生地をかけ、焼きごてを閉じていよいよ焼き上げます!
焼きごてをひっくり返して焼いていく
生地とあんこを入れた焼きごてをバーナーの上に乗せて焼いていきます。
30秒ほど経ったらひっくり返して・・・を約10回(5分間)繰り返すと焼き上がりです!
焼きごては重いですから、なかなかに重労働。
仕上がり
焼けた後は焼きごてから外して完成です!
こちらは店主が作ったたい焼き。
形も整って実に端正ですし、さすが。
こちらは筆者が最初に焼いたもの。
同じように焼いても、何だか貧相ですし焦げもあったりと焼き方に問題も。
自分が焼いたたい焼きは全て持ち帰る事ができます。
材料は写楽さんの特製のものですから、失敗作でも味わいは十分に美味しいので嬉しいですね。
筆者は20匹も持ち帰ることに・・・(冷凍して後日美味しくいただきました!)
一通り焼いた後は実践形式でたっぷりと焼いていく
一通り教えてもらったら、最後に実践形式で一回に5匹〜10匹焼くという実践形式も体験することに。
正直言いますとすごく大変だった・・・
1匹焼くのと、5〜10匹同時に焼くのでは勝手がかなり変わる。
生地やあんこをセットしながら、焼き加減も気にしたり、コテをひっくりかえしたりととにかく目まぐるしく忙しい。
頭でこうしようと考えても体が動かず、悔しい思いもしたりして。
ここまでくると体験というよりは修行に近いかも。
でも、今回の体験は後になって思うといろんな事が見えたりして実によかったと思えました。
今まではたい焼きは食べるだけでしたが、こうして体験することにより作る側の心境もみる事ができますから、今後はたい焼きに対してさらに愛情も湧いてくる事だろう。
体験が終わった後は店主からいろんなお話を聞くことができました
3時間ほどですが、たっぷり一丁焼きを体験した後、店主の吉野さんと店の前に座っていろんなお話を聞くことができました。
浅草のことやたい焼きのこと、たわいもない世間話など有意義な時間を過ごすことに。
特別に小豆シェイク(写楽さんのオリジナルメニュー)も頂戴したところ、あまりの美味しさに疲れも吹き飛んだ!
お土産も付きます
一丁焼き体験にはお土産も特典で付きます。
写楽さん特製のあんこ!
これが本当に美味しくて嬉しかった。
好みの食べ方でぜひご賞味を。
もちろん、体験で焼いたたい焼きもお土産となりますから、お得です!
さあ、皆様も一丁焼き体験してみましょう
ざっと一丁焼き体験をレポートしてみましたが、内容の濃さに驚きましたでしょうか。
一般的な体験とは異なり、本当に実践的で異次元の体験が出来るので、たい焼き好きな方や事業でたい焼きを!って考えてる人には絶対にオススメしたいです。
筆者は最初は興味本位でしたが、体験を経てさらにたい焼きに対して勉強(主に食べることだけど)してみようと感じましたし、学ぶことは多かったです。
たい焼きの濃密な体験が出来るのは、ここ写楽さんだけです!
お土産も付きますし、素敵な経験になりますからぜひ申し込んでみてください。