今回ご紹介するお店は、京都は丸太町にある「丸太町十二段家（まるたちょうじゅうにだんや）」さんです。
京都といえば和食を連想される方も多いかと思いますが、高級料亭はちょっとお高くて・・・なんて思う方もいらっしゃいますよね（筆者もです。）
高級料亭はハードルは高いけど、お手軽でかつ、京都らしい和食店はないかな？ってお探しの方へ。
丸太町十二段家さんが断然おススメ出来ますのでレビューを是非ご覧になってください！
ぶぶ漬け（お茶漬け）が楽しめてコスパがよくて重宝します。
当記事はミッキー（@micky19750930）が執筆しております。
2015/07/21 初投稿
2018/09/03 記事構成を変更しリライト
丸太町十二段家さんの外観・内観
外観
丸太町十二段家さんは、地下鉄烏丸線 丸太町を降りて3分ほど歩いたところにあります。
店内
店内は純和風で歴史も感じることが出来る佇まい。
丸いちゃぶ台が何とも味わい深い。
丸太町十二段家さんのポイント
こちらのお店は、大正時代に創業したお店なのですが、経歴がちょっと変わっています。
丹後出身の先代主人が若年より菓子職の経験を持ちその技術を歌舞伎忠臣蔵に因み甘党十二段の工夫をし供しましたところ、お客様から十二段目まで全部食べ終えた者はただになるというような面白いうわさも立ち、屋号もいつの間にか甘党の十二段が十二段家と変わってしまったようでございます。
また場所も廓に近く朝帰りの酔客があっさりしたお茶漬けで口直しをと望まれたまま有りあわせの浅漬けでご飯をお出ししましたところ、大変よろこばれて注文も日毎に増し、赤出しに季節のお漬物とりどりにご飯という簡単な献立が今日評判のお茶漬けのはじまりでございます。
丸太町十二段家WEBサイトより引用致しました。
最初は和菓子店だったのが、遊郭で遊んでいた客の要望で出したお茶漬けで和食店に変わったとは実に面白いですよね。
その後は、お茶漬けだけでなく海鮮食材などをつかった会席料理を出すお店へと変貌を遂げたとのこと。
こちらのお店のポイントをまとめてみました。
- ぶぶ漬けが美味しい
- 京都で定食がお手頃価格からの楽しめる
- ランチならふらっと訪問出来る
ぶぶ漬けが美味しい
ぶぶ漬け
ぶぶ漬けとはお茶漬けのことで、こちらのお店で楽しむことが出来ます。
ぶぶ漬けの具材はお漬物だったり、その他おかずなどお好みでチョイスが出来ます。
定食であれば必ずお漬物が付いておりますし、ご飯のお代わりも自由なので目いっぱい堪能できるのがポイント。
京都で定食がお手頃価格から楽しめる
定食は1130円からと、高級料亭と比べれば破格で和食を楽しめる場所なのが嬉しいですね。
アラカルトや会席料理はそれなりの価格はしますが、定食だったらハードルは大分下がるはず。
ちなみに、このお店の近く（1駅先ぐらい）にもお手頃に定食が食べられるお店があり、当サイトでもレビューしておりますのでよければご覧ください。
ランチならふらっと訪問出来る
ランチ（ディナーも）原則予約を受けていないため、突発でふらっと訪問出来る気軽さがあります。
ただし、人気店なので待たされることは覚悟は必要です。（筆者独自調査だと休日の昼間で最大1時間程度は想定しておくべきと判断しています。）
予約・混雑・喫煙の有無
こちらのお店は予約は受けておりません。（一部例外があるようですが、当サイトでは調査できなかったので、詳しくはお店にお問い合わせ下さい。）
日中は1時間程度待たされる可能性があるので、開店直後の訪問をおススメ致します。
店内は禁煙となっています。
メニュー・料理のレビュー
メニュー
定食メニュー
※写真は2015年当初のもので、価格は8%程度値上げされていました。
メニューは定番のお茶漬け定食がいくつかあります。
- すずしろ（ベースとなるお茶漬け定食。ご飯＋汁物＋お漬物 に出汁巻玉子が付きます）
- 水菜（すずしろに季節の一品物が1つ追加されたもの）
- 菜の花（すずしろに季節の一品物、刺身が1つ追加されたもの）
すずしろが一番安い（2018/09現在 1130円）ですが、菜の花にしても3000円程度なのでお手頃と言えるかと思います。
会席料理
懐石料理は主にしゃぶしゃぶを中心に扱っているようです。
たっぷり食べられそうで、次回は試してみたい。
すずしろ（ぶぶ漬けセット）
すずしろ
▲すずしろ（1130円）
ぶぶ漬け（お茶漬け）のセットの中で一番安いもの。
ご飯・味噌汁・お漬物・だし巻きといたってシンプルな構成。
ご飯は小さいおひつで来ますが、お代わりも自由となっていて大食いには嬉しい。
ご飯
ご飯はやや硬めに炊かれており自分好みでした。
お茶漬けにするための炊き方で水分を少なめにしているのだと推測されます。
そのまま食べても勿論美味しいです。
出汁巻玉子
だし巻きは噛むと中から上質な出汁がじゅわっとあふれ出てくる。
これも美味しくてご飯と合いますね。
日本に生まれてよかったと思える味わいですし、ちょっと残しておいて、ぶぶ漬けの具材にしても良いかも。
お漬物
お漬物はどれも京都風。
上品に漬かっておりやや塩分が強めでしょうか。
食感も申し分ないですし、ご飯が進む味わいで嬉しい。
赤だし
赤だしもちゃんとだしを取られていて、芳醇な味わい。
一般家庭の味噌汁の何倍も美味しい。
具材は麩
中には抹茶の麩が入っており、宝さがしで宝をゲットした気分に。
モチモチしてて美味しい♪
すずしろの定食は、最初のご飯の一膳目（もしくは二膳目まで）は漬物やだし巻きで楽しむのをおススメ致します。
ただし、これから始まるイベントのためにお漬物やだし巻きは残しておきましょう！
いよいよぶぶ漬けを楽しむ！
おかずである程度楽しんだら、いよいよ本番であるぶぶ漬け（お茶漬け）を楽しみましょう。
最初にお茶を入れる
最初に、卓上のほうじ茶を入れていきます。
これだけですすってもなかなか滋味深くて良いですよ！
ぶぶ漬け
ご飯の上に、お漬物やだし巻きなどを乗っけて楽しむ。
これぞぶぶ漬けで、日本人に生まれて良かったなあって味わいでさらさらと食べ進めましょう。
漬物の塩分とほうじ茶のバランスが実に絶妙で、食べる手が止まりません♪
ご飯何杯もお代わりできてしまうクオリティでした。
予算・総評
予算：ランチ時は1130円～。
総評：少し高めに感じるかもしれないですが、おなかいっぱいでしかも、美味しく食べられるとあってはコスパは悪くないかもと感じます。
京都でサクッと寄れて定食を楽しめる場所として押さえておいて損はございません。
地図・アクセス
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