今回ご紹介するお店は、日比谷にある「TimHoWan(ティム・ホー・ワン :添好運)」さんです。
香港で超人気の点心専門店が2018/04/08に日本上陸しました!
行くと分かりますが、常に行列しているお店です。
並んでまで食べたいと思うほど美味しいの?って思いませんか?
結論から言うと、とても美味しかったですし、行列に並んだ甲斐があると思いました。
行列情報や本格点心の美味しさを他メディアより詳細にお届けしたいと思います。
当記事はミッキー(@micky19750930)が執筆しております。
2018/04/13 初投稿
2018/12/27 記事構成変更しリライト
添好運(ティム・ホー・ワン)さんの外観・内観
TimHoWan(中国語で添好運と書きます。以下ティム・ホー・ワンとカタカナ表記にします)さんは、地下鉄 日比谷駅から歩いて3分ほどの場所にあります。
日比谷シャンテ別館1Fにこのお店はあります。
店内は80席ほどの天井が広い空間で、席間は少し狭くゆったりするような場所ではないかも。
日比谷という場所柄綺麗な店内でありました。
店内はいつも満席で活気が溢れております。
スタッフは日本人もおりますが、海外の方もハキハキと動いておられました。
添好運(ティム・ホー・ワン)さんのポイント
ティム・ホー・ワンさんは2009年に香港にオープンした点心料理(※)が専門のお店。
香港のミシュラン三つ星店レストランである「龍景軒」で点心師(※)であったMak Kwai Pui氏とLeung Fai Keung氏が独立して始めたお店がティム・ホー・ワンであります。
ティム・ホー・ワンさんは香港にとどまらず、アジア各国・オーストラリア・アメリカなどにも展開し、今回東京にも進出してきた成長が著しいお店。
※点心とは
点心とは、中国(中華)料理でお茶と共に食べる食事のことです。
当記事でも紹介しますが、デザートであったり、肉まんや肉料理などなど中華料理のバリエーション豊富で魅力的なメニューが目白押しです。
日本をはじめ世界中でも人気になりつつあるジャンルであると言えます。
※点心師とは
中国で点心を専門に作る人を点心師と呼ぶそうです。
ちなみに点心師は7つのランクに分かれており、最上級は世界で5人しかいないそう。
Mak Kwai Pui氏とLeung Fai Keung氏はどのランクであるかは分かりませんが、ミシュラン店で腕を振るうぐらいですから、上位にいることは想像に難くないでしょう。
以下要点にまとめますが、安くて美味しいという、消費者には嬉しいコンセプトを掲げた点心が食べられるお店なので、これから人気が出ることは必至です。
添好運(ティム・ホー・ワン)さんは行列必至で予約不可
予約不可で並ぶしかない
こちらのお店は、予約を受け付けていないため、食べるには店前に並ぶしかありません。
写真の通り、いつも人だかりができています。
美味しい点心を食べるためのハードルは高くはなってしまいますね。
では、行列はどのぐらいを想定したら良いか?は次をご覧ください
添好運(ティム・ホー・ワン)さん行列情報
以下表にまとめました。
筆者が実際にかかった時間だったり、店員さんに聞いたり周りの声をかき集めた結果で信ぴょう性は高いと思います。
経過観察をして、変更があれば随時加筆修正していきます。
ご参考になれば幸いです。
時間帯 | 行列待ち時間(目安) | 狙い目度 |
09:00〜11:00(オープン前) | 20・30分〜1.5時間 | ◎(オススメ) |
11:00〜14:00(オープン〜ランチ時) | 1時間〜2.5時間 | ×(避けた方が賢明) |
14:00〜17:00(ランチとディナーの合間) | 1時間〜2時間 | ▲(ややオススメ) |
17:00〜20:00(ディナー時) | 1.5時間〜2.5時間 | ×(避けた方が賢明) |
20:00〜21:00(ディナーが一段落) | 平均1時間程度 | ◎(オススメ) |
※土日祝日は上記目安の1.5倍程度の時間を見込んだ方が良いと思います。
どの時間に行っても並ぶことは余儀なくされますが、料理の売り切れが発生するので、早めの訪問がオススメだと思います。
ラストオーダーが22:00となっているので、22:00までに入店できない場合は列に並ぶのを断られる(入店できない)ことがありますからご注意下さい。(店員さんに聞いた情報なので間違いありません!)
添好運(ティム・ホー・ワン)さんは世界一安いミシュラン店掲載店!
ミシュランに掲載されてる店舗を見るとどれも概ね価格が高い(1万円以上)お店がほとんどなのですが、ここティム・ホー・ワンさんは逆に安すぎるぐらいに安いレストランなのです。
どのぐらい安いかと言いますと、客単価は1人あたり3000〜4000円程度!安いでしょ??
「世界一安いミシュラン掲載店」という称号は伊達ではありません。
料理は1皿高くても680円なので、最初に行った方はびっくりするかと思います。
席料がかかります
店内で飲食する際は席料がかかりますのでご注意を。
飲食した代金の10%が加算されます。
その代わりと言ってはあれですが、卓上のお茶は飲み放題(無料)です。
テイクアウトできます
こちらのお店は持ち帰りも可能です。
店内飲食の列とは別に、上記テイクアウト用の窓口があるので別に並ぶ必要があります。
持ち帰りの場合は「ベイクドチャーシューパオ(後にレビュー)」のみしかオーダーできません。
店内で食べ残ってしまった料理は持ち帰りできます
店内で飲食した際に、美味しいあまりにたくさん注文してしまい食べ切れない!なんてことが出てくるかもしれません。
その際はお持ち帰りが可能なので、店員さんにその旨を伝えていただくと、容器に包んでくれて持ち帰ることが可能です。
点心のレビュー
メニュー
ちょっと暗くて申し訳ありませんが、メニューは1枚ペラの用紙にまとめられています。
料理は
- 菜
- 腸粉(ライスロール)
- ベイクド
- 揚点心
- 焼点心
- 茹点心
- 蒸点心
- 粥
- 蒸飯
- 甜点(デザート)
のカテゴリに分かれており、全27種類。価格は一番高いのでも1皿680円!!
安すぎます。どれも美味しそう。
ドリンクは
- 生ビール
- 青島ビール
- ハイボール
- ソフトドリンク
と種類は少なめ。
紹興酒はありませんのでご注意を。
オーダーは行列に並んでる時に紙に書いて渡します
注文(オーダー)はこのように紙に注文数を書いて渡すシステムです。
行列してる時に書いて、席に着いたら渡せばオーダーが通ります。
ちなみに、店内でも追加注文もできますので、お腹の具合を見てコントロールして下さいね。
では、いよいよ食べたものをレビューしていきますね!
ベイクドチャーシューパオ
ティム・ホー・ワンのスペシャリテで且つ人気メニューの1つ。
一言で言えば焼いた肉まんなのですが、実に個性的。
外側は焼き目が付いており、香ばしくサクッとした食感が印象的で、まるでメロンパンを食べているかのよう。
中身の写真はありませんが、角切りチャーシューと甘めの醤油のあんかけが入っております。
チャーシューがたっぷり入ってて実に贅沢。
甘辛い味わいで独特の風味なので、日本で食べられている肉まんをイメージして食べると面食らうかもしれません。
スペシャリテと言いながらも好みははっきり分かれると感じました。
青ネギのチョンファン
腸粉と書いて「チョンファン」と読みます。
米粉を使った揚げていない春巻きと言ったら伝わるでしょうか。
腸粉に刻んだ青ネギがかかったもの。ソースは直前にかけてくれます。
この白いぷるぷるした見た目は実に美しく、青ネギの緑色とのコントラストが素敵。
ソースは醤油ベースでピリッと辛いですが、すんだ味わいが印象的。
1皿の量は多いのですが、つるんとした食感で麺をすするかのごとくあっさり食べられてしまう。
腸粉自体は噛み締めると米の風味が漂い、これだけでも美味しいですが、ソースが合わさると旨味が倍増し思わず美味しいとうなずいてしまった。
日本人が好きな味だなと感じました。
海老とニラの蒸し餃子
透き通った餃子が実に印象的な1品。
米粉で作った生地の中には、ニラと海老がたっぷりと入った贅沢な餃子です。
生地はもちもちとしていて、口の中に入れると粘膜をくすぐり実に快感。
海老はジューシーで美味しいし、ニラのシャキシャキ感は良いアクセントに。
味はしっかりと付いているので醤油等はなしで食べられます。
ニンニクは入っておらず、優しめの味わいは癒されますねえ。
マーライコウ
中国の蒸しパンあるいは蒸しケーキです。
油を使っていて艶を感じる。
材料は卵・小麦・砂糖などケーキやパンと同じ材料ですが、独特の風味があるのでスパイスも使ってると思われます。
ふわふわしていますが、しっとり感もあり、甘みが控えめでくどくなくて、個人的にかなり気に入りました。
これはデザートのカテゴリかと思ったら、砂糖をあまり使ってないので点心のようです。
大根餅
中国の点心では定番の1品。
大根を刻んで片栗粉などで固めて餅のように似せているので、厳密に言うと餅ではありません。
外側はカリッと焼いてあり香ばしく、大根の瑞々しさは少し飛ばしてあります。
大根の他にもハムの断片が入っていて、味わい食感のアクセントにもなっています。
ホクホク・ジュワッとさっぱりとして美味しいです。
大根餅にも味は付いておりますが、足りなければサルサソースをつけてください、と出てきた。
実際につけて食べてみると、これがすごく美味しい。
キンモクセイとクコの実ゼリー
キンモクセイのジュースをゼラチンで固めてクコの実をあしらってあるデザート。
キンモクセイの清涼感のある風味と、やや甘めに味付けされているゼリーはある意味独特な風味と言えるかも。
クコの実が食感や味わいのアクセントとなっているのはさすが。
ちょっと重たいデザートだったかも・・・美味しいですけど。
卓上のお茶は無料で飲み放題!
卓上にはお茶(温かい)が置いてあり、無料で飲み放題です。(席料10%に含まれております)
油っぽい料理のリセットに一役買っておりました。
飲み物をオーダーしないでも、卓上のお茶で十分だと筆者は感じました。
予算・総評
予算:1人3000〜4000円ぐらいで満足できます。
総評:論より証拠!行列がすごいですが、本格点心が安価で楽しめますし、個性もあるので訪問する価値は十二分にあると思います。
地図・アクセス
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