ミッキー(@micky19750930)です。
今回ご紹介するお店は、浅草にある「味の工房 菜苑 本店 」さんです。
このお店は2018/03に閉店しており以降は、この記事は過去ログとしてご覧下さい。
なお、純レバ丼は亀戸店でも食べられますので、良ければ以下記事をご覧ください。
2018/03/04 初投稿
外観・内観・ポイント
味の工房 菜苑 本店 さんは、都営地下鉄(あるいは東京メトロ)浅草駅から歩いて15分ほどの場所にあります。
この界隈は裏浅草(観音裏)と呼ばれる浅草寺の裏手に位置する場所で、観光客が寄り付かない穴場とも言えます。
店内はカウンターのみのお店。
年季の入ったテーブルの色合いが古き良きを感じさせる。
壁には古ぼけた(褒め言葉)メニューや有名人のサインなどが飾られている。
味の工房 菜苑 本店 さんのポイント
菜苑さんは、半世紀近く浅草で続いている町中華のお店で、地元の人を中心に愛されている人気店。
かつては、食通の雑誌であるdancyuにも掲載されたほど。
営業時間がランチタイムと、夕方17時〜夜中の4時までと夜遅くまでやっているのが嬉しい。
先代が8年ほど前に亡くなり、現在では奥様が腕を奮っておられます。
店の雰囲気が昭和を感じさせ、椅子も丸椅子で座り心地が悪いのも店の味わいに花を添えていて、ノスタルジーな場所です。
菜苑と聞くと、皆様は亀戸の菜苑を思い出す人が大半と思いますが、本店はここ浅草となり、亀戸の菜苑は暖簾分けのお店とのこと。暖簾分けしたお店全てで、人気メニューである純レバ丼がいただけます。
また、かつて浅草にあづまという町中華の店がありましたが、ここ菜苑本店の先代の弟のお店だったのです。今は残念ながら閉店。
そして、2018年3月を以ってここ本店も閉店となり、浅草で元祖の純レバ丼が食べられなくなるという残念な知らせとなってしまいました。
浅草で個性的な町中華を楽しむなら2018/03までですぞ!
純レバ丼は食っとけ!
今回レビューしますが、純レバ丼は菜苑さんのスペシャリテ。
レバーを細かく切って油通しし、特製のタレで炒めてからネギをたっぷりと乗せたB級グルメの代表とも言えるどんぶり。
やや甘辛な濃いめの味付けがやみつきになって、食べる手が止まらない恐るべきアイテムです。
何を食べるか迷ったら、純レバ丼を食べておけば間違いありません。
純レバ丼は持ち帰ることも出来ます。
変わり種メニュー?にも注目
ただの町中華の店にあらず、変わり種のメニューが揃っております。
へ?こんなのあるの?と驚くことまちがいないでしょう。
答えは先のレビューにありますので、離脱しないようにお願いします!
お茶とおしぼりはセルフサービス
入り口を入って右手にお茶を入れるためのコップとおしぼりが置いてあります。
お茶とおしぼりはセルフサービスとなっているので、席に着く前にこれらを取ってから席に行くと効率が良いです。(お茶はテーブルに数人毎にポットが置いてあり、セルフで入れます。)
予約・混雑情報・喫煙の有無
こちらのお店は予約は出来ません。
時間帯によっては込み合うこともあるので、場合によっては待たされます。
店内は喫煙可能となっていました。(デフォルトでテーブルに灰皿が置いてあります。)
メニュー・料理のレビュー
メニュー
ラーメンは500円と安いように感じますが、それ以外はややお高めと感じる方もいるかもしれません。
魅力溢れる料理が多いので目を瞑りましょうか。
メニューを見て気づいた方いると思いますが、不思議なものありますよね?解説しちゃいます。
- あれ(1400円)
- たまごっち(1200円)
- DXラーメン(800円)
- キンキン(1000円)
あれ
あれとは、鶏肉の唐揚げに味付けのとろみあんかけをかけた物です。
たまごっち
たまごっちとは、卵あんかけチャーハンのこと。
ネーミングは、あれから来てるんですね(あえて言いませんが)、きっと(笑)
DXラーメン
これは変わってて、チャーシューの細切りを麺の下に沈めてあるラーメンなのです。
細切りチャーシューから出汁を出すために考案されたらしいですが、チャーシューをあえて隠すとはびっくりですよね。
キンキン
一言で言えば、ワンタンメンの豪華版(デラックス版)。
なんでも、愛川欽也(通称キンキン)がこのラーメンを食べて名付けたからだとか。
タンメンなど一般的なメニューの中にひときわ輝く個性的なラインナップも見逃せません。
ぜひお試し頂きたい。
でも、今回はここのスペシャリテである、純レバ丼をレビューすることにします。
純レバ丼
▲純レバ丼(1100円)
スペシャリテ。
レバーをある程度細かく切ったものを油通しし火を入れた後、特製のタレで炒めたレバー炒め丼と言いましょうか。
ネギがたっぷりとかかっているのも特徴です。
純と名前がついてる理由は、レバニラ炒めのようにレバー以外に一緒に炒めている素材がなく、レバーのみだから「純」なのだとか。
ふわっと甘辛い良い香りが漂って来て食欲をそそります。
レバーはこんな感じでやや細切れに(かといって細かすぎることはないちょうど良い大きさ)。
いよいよ実食します。
タレは濃いめの味付けで、醤油やラー油を使った甘辛いタイプ。
レバーはやや癖がありますが、特製のタレのおかげで味がまろやかになり臭みが皆無となって、レバーが苦手な方でも食べられる美味しさ。
ご飯と一緒に書き込むとさらに旨味が増して、ネギが加わるとレバーの臭さはどこへいった?って錯覚に陥るほど臭みがありません。
亀戸の菜苑と味を比べると、甘みが少なめなので万人に好まれそうな味わいかと思いました。
ご飯が進む憎いアイテム、ひたすらかっこんで食べるべし。
本当に個性があって美味しい純レバ丼です。
通の方は、レバーとネギでお酒のつまみにして、味がついたライスで〆るのだとか。粋ですよね♪
卓上には特製のラー油があります。
結構辛いけど美味しいので、辛さが物足りなかったら追加で入れると風味が増してさらに美味しくなりますよ!
個人的にはたっぷり入れるのが好きです。
純レバ丼、ぜひ食べて見てください!
予算・総評
予算:純レバ丼は1100円ぐらい。
総評:後1ヶ月もしないうちにお店は無くなってしまいます。
仕方がないけど、本当に寂しい。
個性的な町中華で純レバ丼だけでなく、他のメニューもぜひお試しください!
筆者は閉店前にもう1回ぐらいは行って名残を楽しみしたいと思います。