銀座古川さんは2019/02/11を以て一旦閉業となっておりました。
別の場所に移転する方向で動いているようですが、当記事は閉店カテゴリに移動しています。
銀座古川WEBサイト
今回ご紹介するお店は、銀座Exitメルサ内にある「銀座古川」さんです。
銀座には色んな洋食屋さんがあってどこもクオリティが高くておススメな場所が多い。
となるとどこに行けば良いのか?って迷うことになってしまう。
そんな時は個性を見極めて決めることになると思いますが、ここ銀座古川さんは大変個性的な洋食が食べられるのでご紹介したい。
どんな個性か?はレビューを是非ご覧いただきたいです。
当記事はミッキー(@micky19750930)が執筆しております。
2018/02/28 初投稿
2019/01/02 記事構成変更しリライト
銀座 古川さん 外観・内観
銀座古川さんは、銀座5丁目にあるExitメルサの7Fにございます。
Exitメルサは地下鉄銀座駅から中央通りを新橋寄りに歩いて2分ほどと分かりやすい場所です。
写真がかなり白とびしてて申し訳ありません・・・。
店内はくつろぐには隣同士のスペースが少なく、窮屈な感じも受けて取れるが、洋風の雰囲気。
スタッフがスマートに接客しているのが印象的でした。
店内にはお手洗いがありません
店内にはお手洗いがなく、店を出てフロア内にあるExitメルサ共用のお手洗いを使うことになるので注意が必要です。
お食事中にお手洗いに行きたくなった場合は、スタッフに告げてもらえば大丈夫なので、その点はご安心を。
銀座 古川さん のポイント
こちらのお店は、銀座で10年以上続いている比較的新しい洋食屋さんです。
帝国ホテルのフランス料理の重鎮の元で36年も修行した、先代 古川喜春氏が創業されたお店です。
しかし、不幸にも立ち上げた直後に先代が急遽されてしまうアクシデントがあり、息子さんの智久氏が受け継ぎ、奥様の百合美氏が切り盛りする家族経営の洋食屋さんであります。
智久氏も帝国ホテルで修行されており、お父さんの作った味わい見事に受け継いでいるのだとか。
銀座古川さんの魅力を以下にまとめました。
- カレーやシチューへのこだわりが半端ない
- 水の代わりにアイスティーが出てくる
- 高級な洋食店である
カレーやシチューへのこだわりが半端ない
カレーは特製のブイヨンと30種類以上のスパイスを使ったこだわりの作品。
帝国ホテルで修行したシェフですから、味わいはお墨付きです。
スパイスの複雑な味わいに濃厚さも加わり、適度な辛さが心地よくて、身体中が満足するカレーであると感じました。
ビーフシチューとクリームシチューもこちらのお店のスペシャリテ(今回はレビューなし)。
クリームシチューは過去に食べた記憶でお伝えしますが、蟹などの魚介の出汁をふんだんに使った、濃厚でふくよかな味わいで、他ではまずお目にかかることができない食べるべきアイテムでございました。
唯一無二のカレーやシチューが銀座古川にはあります。
水の代わりにアイスティーが出てくる
こちらのお店では、お水の代わりに「アイスティー」が出てくるのです。
アイスティー自体はもちろん無料。
なぜアイスティーなのかと言いますと、料理との調和を考えているからとスタッフさんが仰っておりました。
シチューやカレーと合うように、シェフ自らがセイロンまで買い付けてるこだわりのすごさも見逃せない。
高級な洋食店
メニューを見ると分かりますが、銀座という場所柄もあるのでしょう。
他店と比較すると料金はお高めです。
今回レビューしてるドライカレーはこの店の中でもお高い部類で3000円近くもしますし。
しかし、アイスティーが無料であることや、味わいのクオリティを考えると極端に高いとは感じないのではないかと思いました。
ちょっと贅沢したいとき、特別な日に使うにはふさわしい高級洋食店と思います。
予約・混雑情報・喫煙の有無
ランチの予約は不可ですが、ディナーは予約が出来るようです。詳細は店舗にお問い合わせ下さい。
エビフライ&ドライピラフ レビュー
メニューはカレーやシチューが中心のラインナップとなっています。
カレーとシチューは種類が豊富。
価格は1400円(税抜)からと銀座価格ではある。
揚げ物やお肉、サイドメニューも揃っており、お酒を飲みながら楽しむなんてことも出来そう。
では、今回戴いた料理をご紹介します。
海老フライとドライピラフ クリームカレー添え(2700円)
ドライピラフに海老フライが立った状態で提供される一皿。クリームカレーも添えられています。
この見た目に驚く人が殆どですよね。
昔の映画である犬上家の一族のシーンを彷彿させるフォルムはインパクト絶大で衝撃的です。
何故犬上家の一族なのか?
映画の犬上家の一族で、足が水面から2本出ている衝撃的なシーンがあるのですが、それに似てるのでこのように例える方が多いです。
僕もかつて勘違いしていたのですが、八つ墓村のシーンであると仰る人もいますね。
どちらも作者は横溝正史氏なので無理もないか・・・と勝手に解釈。
話が若干それましたので、肝心なお味を。
海老フライはカリッと揚がっており、カリカリ感が勝りジューシーではない感じ。
海老を楽しむというよりは食感を楽しむものなのかと解釈しました。
そして、ドライピラフですが、口の中に入れると色んなスパイスが花開いて、やや辛めではあるものの、美味しい衝撃に浸ることが出来ます。
ドライピラフ単体でも十分に美味しいです。
ピラフ自体の量もご飯茶碗1杯分以上あり、ボリュームも十分。
クリームカレー
添えてあるクリームカレーは鉄鍋に入って登場。
アツアツでぐつぐつしているフォルムがたまりません。
カレー自体は冒頭で述べた通り、30種類以上のスパイスを使用し、辛さはそこそこでスパイシーさが実に心地よい。
そして、ブイヨンがベースとなっているので、味わいも濃厚でクリーミーな風味も合わさって実に濃厚で満足出来、堪らなく美味しい逸品です。
勿論このまま食べても美味しいのですが・・・
ドライピラフにかけて食べるとより複雑さが増して得も言われぬ味わいに変化します。
複雑×複雑=無限の美味しさ!
といっても良いぐらい♪
最初は各々を単体で楽しみ、最後に複合の味わいで〆るなんて良いかも。
耳より情報?
この海老フライとドライピラフをオーダーすると、白米がお代わり自由だそうです。
ってことは、クリームカレーを残しておけばさらにお腹いっぱいに。
追加料金も取られないので、沢山食べる方には嬉しい情報かなと思います。
サラダ
順番が前後してしまいましたが、料理をオーダーすると必ずサラダが付いてきます。
自家製マヨネーズたっぷりかけてくれます。(事前に言っておけば少なくしてもらうことも可能)
普通のサラダではありますが、ボリュームは多い。
追いマヨネーズ(さらにマヨネーズをかけること)も出来ます。
なんだかすごい・・・
予算
カレーは1400円~。ランチ時の平均予算は2000円前後です。
総評
インパクトもありながら味わいも申し分ないですし、銀座で押さえておきたい洋食屋さんだと感じました。
ボリュームも満足しますし、3~4人のグループで訪問して色々シェアしながら食べるとより楽しめるのではないかと思います。
地図・アクセス
銀座古川さんも出ている書籍をご紹介しておきます。
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