今回ご紹介するお店は、北区十条にある甘味処の人気店「だるまや餅菓子店」さんです。
店名通り、餅菓子を扱っており、大福やお団子などの甘味も魅力的ですが、こちらで食べるべきアイテムがあるんです。
「カキ氷」。
ここのかき氷が只者ではなく、こだわり・個性が半端なく主張してとても美味しいものでございました。
そして、このカキ氷をプロデュースしている店主が良い意味で変態(ほめ言葉ですよ!)であり、筆者はとても気に入ってしまいました。
素晴らしいかき氷のレビュー、是非見ていってください!
更新履歴
2015/07/02 初投稿
2018/07/09 情報更新し記事をリライト
だるまや餅菓子店の外観・内観
だるまや餅菓子店は、JR埼京線十条駅から降りて、十条銀座という商店街の中にあります。
店先では、餅菓子等が販売されておりますが、店内もございます。
一般的な甘味処の佇まい。
店内で食べる人はこれからレビューする、カキ氷目的の人が殆どでございます。
だるまや餅菓子店さんのポイント
こちらのお店は1947年に創業した、下町の十条に根付く和菓子店でございます。
作られる和菓子は、餅菓子(大福や団子など)がメインですが、店内ではあんみつなどの甘味やかき氷なども戴くことが出来る場所となっています。
店主と店主の母親が営んでいる小さな店ではありますが、やり取りが実に面白く寛げる下町の甘味処だったのが印象的でした。
ポイントを簡単にまとめます。
かき氷にそそぐ情熱が半端ない
こちらの名物の1つ、いや、スペシャリテとも言えるカキ氷は是非食べて戴きたいです。
店主の溢れんばかりの創作意欲はまさに芸術家そのもので、材料のこだわりも半端ない。
たとえばカキ氷のシロップ。
お茶のシロップを作るために良質の茶葉を求めに静岡に出向いたり、イチゴのために福岡へ赴くなど素材に対する探究心が凄い。
そしてひたすら氷に合うシロップを作り続けて改良を重ねておられます。
恐ろしい味覚の持ち主の店主
店主は一言で言うと素材に対するこだわりが「変態的」。(勿論褒め言葉です。)
水1つとっても追求されていて、美味しい水・不味い水を見分けることが出来るとか。
水の美味さを選別出来るということは、味覚は神の領域にあると言っても言い過ぎではありません。
そんな店主が作るかき氷だったらさぞかし凄いのだろうなあ、と惹かれませんか?
夏場は並びますが冬場は狙い目
説明してきたとおり、とても個性的で素晴らしいかき氷ですから周りの認知度も高く、夏場には全国から多くのかき氷ファンが押し寄せる人気店となっています。
夏は行列が必至となっていて、食べるハードルが上がってしまいますが、冬場は行列もほとんどないので狙い目かと思います。
店主も並びたくなければ冬においで、と言ってたので事実でございます(笑)
予約・混雑・喫煙の有無
こちらのお店は予約は出来ませんので、食べたければ直接訪問するしかありません。
夏場は最大で1~2時間程度並ぶことも想定しておいた方が良いと思います。
店内は禁煙でございます。
メニュー・料理のレビュー
メニュー
色んなカキ氷が揃っています。
このほかにも「1本数万円のワインで作ったシロップのかき氷」などの想像も出来ないようなメニューもありました。
時によって変わるようなので、実際に訪問して確かめてみて下さい。
では、今回食べたカキ氷をレビューします!
イチゴミルク・果肉入り
▲イチゴミルク・果肉入り(980円)
今回はシンプルなカキ氷にしてみました。
一見普通の果実入りのかき氷にも見えますが・・・
氷は天然氷で、削り方はふわっとしながらもシャリシャリ感も適度に残っており、とても個性的と思いました。
シロップのイチゴは手作りで身がごろっとしてるのが実に嬉しい。
シロップ自体は甘さを抑えてあり氷の旨味を引き立てるようになっていたのが興味深かったです。
氷の味わいを損なわない配慮だと思われます。
シロップにミルクが加わると味にコクがでて素晴らしいイチゴミルク味になる。
氷・シロップ(果物)それぞれが個性が強いながらもカキ氷という1つの作品にまとめ上げているのはやっぱり非凡だなと感じました。
イチゴミルクを食べてて感じたことを1つ。
個人差あると思いますが、氷の味を楽しみたければミルクは不要だったかなと思いました。
思ったそばから店主が、
「氷の味を楽しみたければミルクは要らないね」
と、早く言ってよ状態でしたが、こんなやり取りもまた楽しい。
あまりに美味しくあっという間になくなってしまった、と思ったら・・・
(おまけ)宇治の高級煎茶
▲宇治の高級煎茶(今回だけのサービス)
店主が「今回だけの特別ね!宇治の高級煎茶を淹れたから飲んで!」とサービスしてくれたお茶。
見た目は薄いのですが、飲むとしっかりと茶葉の上品な香り・味わいを楽しむことが出来て仄かに甘さも感じる。
100g数万円ぐらいするそうですが、価格を無視して飲んだとしても、他のお茶とは一線を画すのは明確でした。
出し殻も見せて戴いた。
嗅いだら、鼻の中に素晴らしい香りが注ぎ込んできた。
茶葉が小さくてきめが揃ってるのは高級である証拠。
おまけですが、120%堪能出来て本当にありがたい限り。
予算・総評
予算:かき氷は700円程度~材料により3000円などのものもあります。
総評:今回は980円と1000円以内で済みました。
こだわったカキ氷ほど高くなり、中には3000円を超えるものもあります。
変態度に合わせてオーダーすれば楽しめるかと思います。
材料にこだわったカキ氷は一度食べてみる価値はあるかと思います。
地図・アクセス
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